先日ある遺産分割事件の判決が出ました。家政婦と娘2人が残された遺言について争った事件です。内容は2011年に97歳で亡くなった女性が「遺産はすべて家政婦に渡す」と残した。家政婦は中学卒業後から50年にわたって女性の世話をしてきた。一方、娘2人は海外移住し女性の面倒をほとんど見ていなかったということである。女性の死亡後娘2人は、遺産を自分の口座に移したが、家政婦が返還を求めて提訴していた。結果は家政婦が勝訴し遺産を渡すように命じられた。長年にわたり献身的つかえていたことが評価された結果だった。ここで思うのが、やはり相続人以外に遺産を残したい人がいる場合には遺言が重要だということです。
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